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1から10まで数を言えても数えるのはまた別?数の概念を子どもに理解してもらえる教え方って?

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数の概念を理解するのは、そう簡単なことではありません。

数字を1から10まで数えている子どもがいたとしても、子どもが本当に「10」という数字を数量的に理解しているわけではない可能性があります

では、子どもが数への理解を深めるのは、どのような過程を踏んでいるのでしょうか。

そこで本記事では、そもそも数とはどのような概念を言うのか、家庭でどのように数の概念を教えるのかといったことを考えていきたいと思います。

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「数字を数えること」と「数字を理解すること」は違う

数を理解するということは、数詞(数の名前)と数字、そしてその数の量が一致していることを言います。

しかし、分かるようになるまでの間、子どもはなかなかそれが結びつかず、ちぐはぐな答えを言ってしまうことは少なくありません。

1から10まで数を暗唱できる子どもに、10枚あるクッキーを数えてもらうとしましょう。

全部でいくつ?

5!

ん…?

この場合、子どもは数を理解しているとは言えませんよね。

1から10まで数えられていたとしても、数量を理解しているわけではないと、こういうことが起こります。

数とは抽象的なものです。抽象的な理解がまだ難しい子どもにとって、数やその概念を理解するのは簡単なことではありません。

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数の概念とは

数の概念は、大きく2つの要素を理解する必要があります。

一つは数の集合体、もう一つは、数の順序です。数学的にはそれぞれ、集合数、順序数と言います。

集合数|数がいくつになるか

集合数の意味をgoo辞書で調べてみると、次のように説明されています。

ものの集まりの大きさ(集合の要素の数)を表す

つまり、数量的な理解ということですね。

先ほどのクッキーの枚数を数える時に、「全部で10」と答えられれば、集合数を理解していると言えます。

これがさらに発展すると「小さいクッキーは何枚?大きなクッキーは何枚?」とさらに集合の要素で分けていく感じです。

順序数|数の並び

次に、「順序数」の意味をgoo辞書で調べてみました。

あるものの順番を表す

名前の通り、「前から3番目」とか、「左から2列目」など、順序を表すものです。

「前から」「右から」など、方向が入るとちょっとややこしくなりますが、「こっち(手前)から数えて5番目の飴をちょうだい」など、方向の指示を減らすと分かりやすくなります。

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家庭でもできる!数を理解するための教え方

集合数は分かっても、順序数が分からないといった時、数の概念をどのように教えていけばよいのかは、結構難しいものです。

数や算数に苦手意識があると、何で自分が教えなければいけないのか…と相手をするのも嫌々という人もいるでしょう。

それでも、算数・数学は積み重ねの分野なので、とにかく基礎が分からないと、その先に進めません

順序数は比較的習得しやすいですが、難しいのは数量的な理解と、そこから発展していく、足し算・引き算です。

数の概念を理解できるようになるために、家庭でも取り組める方法を簡単に紹介します。

数の数量を理解する

順序数に比べると、数量を理解できるようになるのは少し時間が掛かります。

量が多いとそれだけ混乱してしまうので、まずは3から5以下の量で考えるようにしましょう。

そのほうが、子どもの頭に問題が入ってきやすいです。

(鉛筆を左右に3本と1本で分ける)
さて、どっちが多いかな?

こっち!(左を指さす)

そうだね、こっちのほうが3本だから多いよね

正解できたときは、その状態がどうなっているかを分かるようにフィードバックするのがおすすめ。理解が深まりやすくなります。

1対1対応

全く同じもので答えられるようになってきたら、集合数の様子を分けるために「1対1対応」への理解を促してあげましょう。

物の分け方が曖昧なうちだと、えんぴつが大小異なっているだけで、1対1対応であると捉えることができません。

ただ、見た目が違うものがあっても、同じ物とみなして数えるといった段階に達するためには、1対1対応への理解が欠かすことができないため、このポイントは集合数への理解に必要になってきます。

色や形、大きさに惑わされず、個体数だけを数えられるように、色や形が違うものでも1対1対応の練習してみましょう

例題として出すなら、ゾウと小鳥、メロンとサクランボなど、見た目やサイズがはっきり違っているものが良いです。

足し算・引き算

一般的に、子どもは4~5歳頃になれば、簡単な1桁の数字を理解できるようになります。

「今日のおやつはクッキー2枚ずつだね、お姉ちゃんも2枚だね」「こっちの方が多そう、数えてみよう」と言い始めるのが、その兆しです。

1桁の数字に対して、集合数・順序数の理解ができているなら、足し算・引き算を始めるチャンス

子どもと1~9までの数字を使って、繰り上がりや繰り下がりのない足し算や引き算の練習を始めてみましょう。

引き算よりもまずは足し算から。同じ具体物を使うことで理解は深まる

足し算は、数を合わせて合計を出す計算です。

最初のうちは、できるだけ具体物を用いて、実際に数が合わさって増えるという状態を見せてあげると、理解に繋がりやすくなります。

「鉛筆と消しゴム」など、大きさや物が違うと混乱してしまう可能性があるので、初めは、必ず同じ物・同じ色・同じ模様の具体物を用意することが大切です。

引き算も実生活にちなんだ問題を出すことで理解につなげやすい

引き算は、残った数を求める計算です。

足し算の時と同じように、できるだけ同じ具体物を用意して、物が減る状態を見せてあげてください。

慣れてきたら、「飴が10個あります。2つ食べたらいくつ残りますか。」など、文章題にしてみるのがおすすめ。分かったらその飴がもらえる、みたいにしておけば、頑張って答えてくれます。

子どもの実生活にちなんだ問題にすると、より想像しやすく、分かりやすいので、理解が進みます。

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うまく教えられないし時間もない…そんな時は通信教材を利用

時間もあれば、時間を掛けながらゆっくり教えてあげることもできますが、うまく教える自信もなく、そんな余裕もない…という時こそ、通信教材を利用しましょう。

子どもに人気が高いのは、しまじろうと一緒に学べるこどもちゃれんじや、タブレットで学習できるRISUきっずや、幼児向けのすまいるぜみ

自分でどんどん進めたい子には、RISUきっずもしくはすまいるぜみ、まずは勉強を楽しいと感じられるほうが先であれば、こどもちゃれんじがおすすめです。

まとめ|数の概念は抽象的!算数・数学の基礎力をつけよう

数の概念のうち、集合数と順序数について説明してきました。

数は抽象的なものなので、最初は親の質問や問題が分からず、適当に知っている数字を言ってしまうということがよくあります。

そんな時は、頭ごなしに間違っていることを指摘するのではなく、数字を言えることを褒めたうえで、子ども自身が正しい答えに気付くことができるように導くことが大切です。

ある程度身近なものを使って教えてあげることもできますが、自分ではうまく説明できない…という場合は、通信教材などを頼ってみるのも一つ。

本屋や100均でも、子ども向けのドリルはたくさんあるので、とりあえず取り組ませてみると、案外すんなりと概念を理解していることがあります。

算数嫌いや数学嫌いになってしまわないうちに、数や数字に対する概念をどんどん広げてあげましょう。

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