小学校準備

小学校受験のメリット・デメリットまとめ。子どもの将来を見据えた判断を

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

小学校受験のメリット・デメリット 小学校準備
スポンサーリンク

昨今、子どもの教育に対する関心は年々高まっており、大都市を中心に小学校受験を考える親も増えています。

公立小学校ではなくあえて国立や私立の小学校を受験するメリットには何があるのでしょうか。

小学校受験となると、だいたいの人が受験塾や幼児教室に子どもを通わせ、徹底的に試験対策をします。

ただ、準備不足のままスタートして、受験に掛かる費用が膨大であったり、思いのほか子どもの負担になっていたりすることで、選択を後悔する人も少なくありません。

小学校受験はそもそも必要なのかということも踏まえて、小学校受験が気になりだした方や、受験準備を進めるなかで不安になってきた方は、ぜひ参考にしてください。

スポンサーリンク

小学校受験は必要なの?

小学校受験は必要なのか

「地域の公立小学校はあまりよい噂を聞かなくて不安」「内部進学が魅力」「質の良い教育を受けさせたい」などの理由から、近年、小学校受験を考える親が増えているようです。

本当に小学校受験が必要かどうかを考えるために、いつからどのような準備が必要か、費用はどれくらいかかるかを確認していきましょう。

中学校受験でいいかと思っていたら、ある日突然ママ友が検討し始めて焦る

筆者自身、公立の小中高校に進学し、特に大きな不満もなく過ごしたので、我が子(年中)の小学校受験は全く考えていませんでした。

けれども、何気ない話から仲良くしている子どもの友達が小学校受験をすることを知り、気になってまわりのママ友にそれとなく聞いてみることに。

すると、実は小学校受験を検討している子がクラスに何人もいて、中には年少から塾に通って受験準備をしている子もいるそうです。

年中から準備は始まるって言いますもんね
(まじか…)

自分が知らなかっただけで周りがどんどん準備を進めていたことに驚き、私も焦りを感じ始めます。

それからしばらくは、ありとあらゆる情報を集めていましたが、調べれば調べるほど既に出遅れているということに気付かされ、個人的にショックを受けました

小学校受験はそれなりの対策をしないとそう簡単にはいかない

まず、小学校受験では子どもの何を見られるのでしょうか。

学校によって多少の違いはありますが、よくある試験項目をまとめました。

  • ペーパーテスト(プリント)
  • 個別口頭試験
  • 運動
  • 行動観察
  • 指示行動
  • 巧緻性
  • 話の記憶
  • 絵の記憶

これだけの内容の対策しようにも、1か月くらいでどうにかなるものではありません。

関東の有名私立などを目指そうものなら、年少や年中の頃から数年掛けて準備をしないと間に合わないと言われています。

そんなに大変なのか…!

しかも入試は、年長の9月に始まる学校もあるため、早く始めないとゆとりを持った準備は難しいです。

そして、試験科目を見てわかる通り、家庭ではなかなか対策しづらい内容もあるため、受験に向けた通塾も検討することになるでしょう。

塾の費用だけでなく、実際に小学校に通うようになった場合の学費についても、公立小学校に通う場合よりかなり多く掛かります。

そのため、小学校受験を検討するなら、受験後までを見据えた情報収集が大切です。

スポンサーリンク

小学校受験のメリット

小学校受験のメリット

小学校受験をするメリットをまとめました。

  • 授業のレベルが高く子どもの能力や個性を伸ばすことができる
  • 国立の小学校は研究校として専門性の高い教員が多い
  • エスカレーター式で大学まで内部進学することも可能
  • 授業のスピードが速く公立の生徒よりも大学受験対策を早く始められる
  • 合格という目標に向けて親子で過ごす時間が増える

詳しく確認してみましょう。

授業のレベルが高く子どもの能力や個性を伸ばすことができる

私立の小学校は、独自のカリキュラムを組んでおり、英語教育を外国人教師が行ったり、プログラミング教育を積極的に取り入れたりしている学校もあります。

そのため、どの学校を選ぶかは、子どもの能力や個性の伸びに大きく影響するでしょう。

また、施設や設備が整っており、授業の質も高いなど、環境が充実している私立小学校が多いです。

一方、国立小学校は「教育研究校」として最先端の授業を導入しています。

予算が当てられているため、公立小学校にはない教材が学校にあったり、インターネット環境が各教室で整備されたりして、授業のレベルも高い傾向にあります。

国立の小学校は研究校として専門性の高い教員が多い

国立小学校の教員は、7年から15年くらいの教員歴の人の中から優秀な教員が選抜されて赴任します。

教育研究校として、他の学校の教員や大学生が研修のために頻繁に来校し、地域でも質の高い授業を受けることが可能です。

公立小学校では一人の先生がいくつも教科を教えることが多いですが、国立の小学校では教科の担当教員が専門的に教科を教えるケースがほとんど

教員自身が得意で徹底的に授業研究しているため、内容に厚みのある授業を受けることができます。

エスカレーター式で大学まで内部進学することも可能

大学の附属小学校・中学校・高校があるところは、小学校受験で合格すれば、内部受験によって、大学までエスカレーター式で進学することも可能です。

子どもの時に頑張っておけば、中3や高3で受験の波に揉まれることなく過ごせます。

確かに、筆者の友人は以前「高校受験を気にせずとことん部活に打ち込めた」と話していました。

中学受験や高校受験が無いことで、子どもがゆとりのある教育や学校生活を送ることができるというわけです。

授業のスピードが速く公立の生徒よりも大学受験対策を早く始められる

ちょっと先の話にはなりますが、小学校受験で附属の学校に通っておけば、別の大学を受験する時にも有利になります

特に私立学校は、授業スピードが公立に比べて速く、小学校高学年で中学校の内容を、中学校のうちに高校の内容を取扱うのは珍しいことではありません

同世代の公立学校生と比べると学習量が桁違いに多いため苦労もあるかもしれませんが、高3ギリギリまで教科書の内容を扱うような学校に比べれば、安心して受験に臨むことができるはずです。

小学校受験をするならここまで見越しておきたいね。

合格という目標に向けて親子で過ごす時間が増える

小学校受験には、塾の送り迎えや面接の準備など、親の協力は絶対に欠かせないものです。

また、家庭でのお手伝いやしつけなども入試の際にしっかりと見られるため、親子の会話や一緒に過ごす時間は、受験しない子よりも当然増えることになります。

ただ、それだけ同世代の子どもと遊ぶ時間を削っているという自覚も持ちましょう。

スポンサーリンク

小学校受験のデメリット

小学校受験のデメリット

よく調べず気軽に受験を決めてしまうと、受験塾の送迎で親の負担が大きかったり、想像していた以上に費用が掛かったりして困ってしまうこともあります。

せっかく頑張って合格しても、リサーチ不足のままでは入学してから「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。

そうならないために、小学校受験のデメリットについても、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

  • 小学校受験準備のために通う幼児教室や塾・模試等でお金が掛かる
  • 私立で内部進学していくと外車や家が買えるほどお金が掛かる
  • 学校が遠方だと通学が大変、場合によっては引越しが必要
  • 受験のために遊びたい気持ちを我慢させないといけない

小学校受験準備のために通う幼児教室や塾・模試等でお金が掛かる

小学校受験にかかる費用は、一般的に100~200万円と言われています。

その費用の大まかな内訳は、以下の通りです。

  • 塾の費用
  • 春・夏・冬の講習会や模試の費用
  • 受験料と入学金
  • 受験当日の服や靴、かばんなどの費用

受験料と入学金は、受験する学校数が多いとそれだけ増えます。

中には、塾には受験直前まで通わず、講習会や模試を利用して、半分くらいの費用で合格した子もいるそうです。

私立で内部進学していくと外車や家が買えるほどお金が掛かる

小学校から大学まで公立に通った場合と比べると、私立小学校は学費がとても掛かります。

文部科学省が発表した平成30年度「子供の学習費調査」をもとに、公立小学校と私立小学校の1年間の学習費総額を比較しました。

種類 学習費
総額
学習費の内訳
学校教育費 学校給食費 学校外
活動費
公立小学校 321,281円 63,102円 43,728円 214,451円
私立小学校 1,598,691円 904,164円 47,638円 646,889円

(引用:総務省「平成30年度子どもの学習費調査の結果について」)

これによると、私立小学校は公立小学校の約5倍の学費がかかることが分かります。

私立小学校は、レクリエーションや、芸術・スポーツ活動に力を入れていることが多く、その分学費が高額です。

しかも学校によっては、授業料とは別に寄付金を募っているところもあります。

小学校6年間で見てみると、総額959万円もの費用が掛かることになり、さらに内部進学していくと、外車や家を買えるくらいの大きな金額になるのです。

小学校受験を考えるなら、学費のシミュレーションをするなど、よく検討してから決めるようにしましょう。

学校が遠方だと通学が大変、場合によっては引越しが必要

実際に通学する場合、学校が自宅の遠方にあるというケースが多いのではないでしょうか。

公立ならば、近所の子どもたちと一緒に歩いて登下校できますが、私立で遠方の学校であれば、一人で電車やバスに乗って通学ということになります。

場合によっては、片道1時間かけて通学する子もいるようで、登下校だけでもクタクタになってしまいますよね。

あまりに遠ければ、親戚の家から通ったり、場合によっては引っ越しが必要になる場合もあります。

6年間通うことになる学校なので、通学時間や通学方法についても、しっかり調べておきましょう。

受験のために遊びたい気持ちを我慢させないといけない

小学校受験のために塾通いが増えることで、近所の友達と遊んだり、家でゆっくり好きなことをして遊んだりする時間が減ります。

遊び盛りの子どもに、我慢させることは多いでしょう。

毎日習い事や勉強ばっかりでなかなか遊べない…

親自身、子どものときは、のびのび遊ばせたいという思いがあるのであれば、そのことをしっかりと理解したうえで、受験するかどうかを考えたいものです。

スポンサーリンク

小学校受験をしても中学校で別の学校に進学することは可能

もし、小学校受験をしても、必ずエスカレーターで上の学校に行かないといけないわけではありません。

私立や国立の小学校を経験したからこそ、子ども自身が別の学校に行きたくなることもあるでしょう。

最近では、内部進学よりも高校や大学受験をするときのために進学に強い学校を選ぶ親が増えています。

小学校受験は親が決めますが、子どもの人生は子どものもの。

子どもの意向を優先するならば、子どもがある程度成長し、自分で考えて判断できるようになってから、改めて中学受験を検討したほうがよいかもしれません。

小学校受験は慎重に検討を!決定後は初心を忘れずに準備を進める

小学校受験は、準備期間を含めて、試験当日や入学してからも親のサポートが必須です。

子どもが6年間通うことになるかもしれない学校なので、入学後の生活や学費のこともイメージしながら、子どもに合った学校を選んであげたいですね。

小学校受験を決める前に、「なぜ小学校受験をするのか」ということを、子どもや家族としっかり話し合い、本当に小学校受験が必要かどうかをよく考えるようにしておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました