プログラミング

プログラミング教育のお供に!子ども向けの解説本おすすめ10選と、動画を使った独学勉強法のすすめ

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こども向けプログラミング本大賞2020の本で学ぶプログラミング プログラミング
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プログラミング技術の習得を国が推進していることもあり、子どものプログラミング学習は、近年ますます注目を浴びています。

それに伴い、増加しているのが、プログラミングの学習教室や書籍です。

今回は書籍のほうに注目し、子ども向けの優れたプログラミング本に送られる「こどもプログラミング本大賞2020」を受賞した書籍について紹介します。

プログラミング教育推進校の品川区立第二延山小学校で集めた児童・保護者・教員からの投票により、決定したものです。

どんな本が選ばれたのか、内容や本の概要を詳しく紹介します。

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こどもプログラミング本の大賞2020に選ばれたのはどの本?

こどもプログラミング本大賞2020で受賞した書籍は、小学校低学年向けのものから、学生社会人向けの本まで様々です。

マンガで分かりやすいもの、カラフルなページで説明してあるものなど、種類も豊富にあります。

まずは、プログラミング大賞に選ばれた本「作って学ぶScratchドリル」から順にみていきましょう。

【大賞】

「作って学ぶScratchドリル」(オライリー・ジャパン)

【絵本・読み物部門】

「さわって学べるプログラミング図鑑」(学研プラス)

「コンピュータってどんなしくみ?」(誠文堂新光社)

「プログラミング教室 バージョンアップ編」(ポプラ社)

【操作マニュアル部門】

「できる パソコンで楽しむマインクラフト プログラミング入門」(インプレス)

「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」(翔泳社)

「ジブン専用パソコンRaspberry Piでプログラミング」(誠文堂新光社)

【保護者・教員向け部門】

「絵でわかるはじめてのプログラミング」(学研プラス)

「アルゴリズム図鑑」(翔泳社)

「決定版 コンピュータサイエンス図鑑」(創元社)

堂々の1位!「作って学ぶScratchドリル」(オライリー・ジャパン)

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オライリー・ジャパン
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「作って学ぶScratchドリル」は、子ども用プログラミング言語Scratchの入門書です。(Scratch最新ver.のScratch3.0に対応。)

手を動かして・見て・真似れば自然に分かることを目指し、手を動かすための図や手順がたくさん載っています。

ローマ字入力から教えてくれるなど、パソコン操作が不安な初心者でも、プログラミングを学ぶことができるなど、とにかく丁寧な解説が好評で、大賞という結果に繋がりました。

【投票者によるおすすめコメント】

「小学生のプログラミングの第一歩として最適!!」(エンジニア)
「小さく区切って少しずつ進められそうです。1ページの情報量が子供に適切だと思います」(エンジニア)
「絵が多く分かりやすい。マウスの使い方から分かる」(児童)
「1つ1つの手順をしっかり説明していてよかった」(児童)

(出典:日本出版販売株式会社)

絵本・読み物部門

次は、絵本・読み物部門で受賞した本です。

  • 「さわって学べるプログラミング図鑑」(学研プラス)
  • 「コンピュータってどんなしくみ?」(誠文堂新光社)
  • 「プログラミング教室 バージョンアップ編」(ポプラ社)

パソコンなどのツールを使わずに、本を読むだけでプログラミングやプログラミング的思考を学ぶことができる本であることが、選考基準となっています。

「さわって学べるプログラミング図鑑」(学研プラス)

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学研プラス
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「さわって学べるプログラミング図鑑」は、全体的に絵が多くカラフルで、さわったり、めくったりしながら、子どもがゲーム感覚で楽しみながらプログラミングを学べる本です。

本の中に描かれた時計をめくると、細かい部品があります。時計がどうやって規則的に動いているのかは、外観を見ているだけではなかなか分かりません。

これなら、身近な物がこうして小さな部品を組み合わせてできているのかを視覚的に理解できますね。

こういった具体例を踏まえることで、プログラミング(時計)が、数々の工程(部品)を組み合わせることで成り立っていることを理解する手助けとなるわけです。

また、本書では、「バグ」のような専門用語についても分かりやすく説明されています。

難しい言葉でも、その意味や概念をすっと理解することができるのが、「さわって学べるプログラミング図鑑」の魅力と言えるでしょう。

「コンピュータってどんなしくみ?」(誠文堂新光社)

「コンピュータってどんなしくみ?」は、月刊誌「子供の科学」が、科学を楽しく、わかりやすく紹介する新シリーズです。

「スマホもコンピューター?」「プログラミングってなに?」「世界中のおもしろい動画が見られるのはどうして?」などの身近でシンプルな疑問を、イメージ図を眺めるだけでも理解できるように構成されていることが特徴です。

内容も身近にあるスマホなど興味が湧きやすいものから入り込みやすくなっていて、全体的に図や絵が多く、子供でも理解しやすい工夫がされています。

「プログラミング教室 バージョンアップ編」(ポプラ社)

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ポプラ社
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「プログラミング教室  バージョンアップ編」は、子どもから絶大な人気を誇る「かいけつゾロリ」や「おしりたんてい」などを出版しているポプラ社が出している本です。

マンガなので、プログラミングにちょっと抵抗がある…というような子でも、気軽に読むことができます

逆に、マンガを読むことでプログラミングに興味を持つケースもあるでしょう。

基礎を学んだ子どもの頭の整理や、次のステップに進みたい子にもおすすめです。

Scratchや、本格的なプログラミング言語であるPython(パイソン)までマンガで学べるのはいいね!

操作マニュアル部門

次は操作マニュアル部門で受賞した本です。

  • 「できる パソコンで楽しむマインクラフト プログラミング入門」(インプレス)
  • 「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」(翔泳社)
  • 「ジブン専用パソコンRaspberry Piでプログラミング」(誠文堂新光社)

実際にパソコンなどのツールを操作しながら、プログラミングについての理解を深めることができることが選考基準となっています。

「できる パソコンで楽しむマインクラフト プログラミング入門」(インプレス)

「できる パソコンで楽しむマインクラフト プログラミング入門」は、人気プログラミングゲームの「マインクラフト」をレッスン形式で学べる本です。

プログラミングに使用するのは、マイクロソフトが開発した「MakeCode(メイクコード)」。

MakeCodeには、あらかじめ「歩く」「運ぶ」など様々な指示が組み込まれている「ブロック」と呼ばれるものがたくさん準備されています。

そのブロックを組み合わせていくことでプログラミングを行うため、コードを自分で入力する必要がなく、子どもにも分かりやすいのが特徴です。

本を読みながら進めていけば、最終的に複雑なプログラムでも作ることができます。

実際のゲーム画面がカラーで詳しく表示されているので、子どもでも読み進めやすいです。

「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」(翔泳社)

「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」は、親子でマインクラフトをしながらプログラミングを学んでいける本です。

ページを読み進めるとあちこちで「おうちのかたへ」「保護者のかたへ」というコーナーでは、論理的思考を育むためのサポートの仕方や、バージョンへの言及などを掲載。

子ども向けの文章とは別に、保護者に向けたアドバイスが詳しく書かれているのがいいですね。

また本著は、プログラミング学習塾として人気のあるTech Kids Schoolが出している本ということもあり、塾で人気の高い内容がピックアップされています。

ただゲームをさせるのではなく、どうやったらマインクラフトを通してプログラミングのスキルを身に付けられるかを、子どもと一緒に考えていきたい保護者におすすめの本です。

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「ジブン専用パソコンRaspberry Piでプログラミング」(誠文堂新光社)

「ジブン専用パソコンRaspberry Piでプログラミング」は、「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」という小型コンピューターを使ったプログラミングについて特化して書かれた本です。

Raspberry Piは、電子部分がむき出しになっていて、子ども用に開発されたもの。

自分でRaspberry Piを手に入れておく必要はありますが、本を参考にしながらRaspberry Piを使ってパソコンやプログラミング、マインクラフトと組み合わせてプログラミングができます

本では、初めてでも取り組めるように、Raspberry Piを組み立てるところから始まります。

写真、画像がふんだんに使われていて、クリックする部分には矢印や、枠で囲ってあるので、文字を全部読まなくても進めることが可能です。

より深く学びたい子どもには、詳しい用語の説明も丁寧に書かれているので、じっくり学ぶこともできます。

親子で一緒にやってみるのも楽しそうだね!

保護者・教員向け部門

次は、保護者・教員向け部門で受賞した本です。

プログラミング教育が開始するにあたり、保護者や教員に読んでほしい本というのが選考基準となっています。

「絵でわかるはじめてのプログラミング」(学研プラス)

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学研プラス
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「絵でわかるはじめてのプログラミング」は、アル(アルマジロ)・ゴリ(ゴリラ)・ズム(ミミズク)というかわいいキャラクターと一緒に、プログラミングを学んでいける本です。

普段見慣れているものを例に、プログラミング的思考を学びます。

プログラミング的思考とは、「分が意図する一連の活動を実現するために、(中略)・・・記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」と説明されています。

チョコレート工場や、炊飯器など想像しやすい具体例を踏まえながら、論理的にプログラミングを学ぶことができるのが特徴です。

また、Scratchを使いながら、本書のキャラクターたちと楽しく遊ぶこともできます。

オリジナルワークシートをPDFでダウンロードして、プログラミングパズルに挑戦することもできるので、プログラミング学習の取っ掛かりに最適な本です。

「アルゴリズム図鑑」(翔泳社)

アルゴリズム」とは、効率よく処理するための手順や計算方法のことを言い、プログラミングでは欠かせない考え方になります。

「アルゴリズム図鑑」は、このアルゴリズムの概念を、基本的な26のアルゴリズムと7つのデータ構造をすべてカラフルなイラストにしてある本です。

イラストがどれも印象に残りやすいので、プログラミングの基礎的な知識を吸収するのに役立ちますね。

図鑑で整理されてるから、目で見て楽しめるのがいいね!

「決定版 コンピュータサイエンス図鑑」(創元社)

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創元社
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「決定版 コンピュータサイエンス図鑑」は、アルゴリズムやプログラミング、ネットワーク・ソーシャルメディアなどの社会問題や、その未来について分かりやすい言葉で学べる入門書です。

学生から社会人向けなので子どもには難しい内容ですが、何のためにプログラミング学習をしていく必要があるのかといったことに立ち返れるようになっています。

見開きごとに重要トピックが1つ取り上げられているから、少しずつ読み進めるのにもいい!

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子どものプログラミング学習で使いたくなる本の特徴とは?

小学校でプログラミング教育が必修化され、プログラミング学習はいまや欠かせないものになりつつあります。

学校だけでは物足りないという子には、先ほど紹介してきたような学習本があるとスキルや知識のレベルアップに繋げることができるので、有意義に使いたいですね。

子どものプログラミング学習で使いたくなるような本は、いずれもある特徴があります。

どの本を選べば良いのか分からない場合は、次の2点を意識して本を選んでみましょう。

  • 内容がカラフル!文章量よりもイラストや図が多いものを選ぶ
  • スモールステップで分かりやすいものを選ぶ

きっとプログラミング学習にハマってくれること、間違いありません。

内容がカラフル!文章量よりもイラストや図が多いものを選ぶ

難しい専門用語が並ぶ本は、大人でも躊躇してしまいますよね。

中身がカラフルでイラストや図が多く、絵本を読んでいるような感覚で自然と入り込みやすい本であれば、子どもでも使いたくなるはずです。

「作って学ぶScratchドリル」(オライリー・ジャパン)が大賞を取った理由もよく分かります。

ただ、どんなに評判のいい本でも、子どもが興味を持ってくれないことはあるでしょう。

そんな時は、Amazonや各公式にある「試し読み機能」を使ってみるのがおすすめ。

試し読みといっても、何ページも読めるようなものもあるため、かなり便利です。

近くの本屋に本が無かったとしても、中身を見てから購入することができますね。

子どもは、イラストやキャラクターの雰囲気だけで本の好き嫌いを決めてしまうなんてこともあるので、一緒に内容を試し読みしてみると良いでしょう。

スモールステップで分かりやすい!

プログラミング学習は、とにかく一つ一つの積み重ね(プロセス)が大切です。

操作やコードの書き込みが一気に進むと、途中でやる気をなくしてしまうこともあります。

慣れないことに取り組もうとしているのですから、分からないことが続くと嫌になるのは当然です。

そのため、できるだけスモールステップで分かりやすい本を選ぶようにしましょう。

分厚くて重い本でも、カラーで丁寧に解説してあれば、本と向き合いながら黙々と作業してくれるようになります。

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本はいらない?YouTubeの動画で学ぶ勉強法もある

さて、ここまでは本について紹介してきましたが、子どもによっては、本よりも動画で実際の動きを観ながら学んだほうが理解しやすい子もいるでしょう。

その場合は本に固執せず、YouTubeを利用するのも一つです。

例として、Scratch初心者でも分かりやすい動画を見てみましょう。

【はじめてのScratchプログラミング 入門編(1)】

子ども向けプログラミング教室  Scratchで猫逃げゲームの作り方

前者のように画面を見ながら一緒に進めていくタイプもあれば、後者のように実際に行われた授業を体験するタイプなど種類は様々です。

最初は自分の調べたいものが出てこなくても、子どもはいつの間にか知りたいことを調べる力がついていきます。

本よりも動画で調べるほうが分かるという子は、画面の見過ぎなどに配慮しながらYouTubeを使わせてあげれば、きっと知識が深まるはず。

視覚だけでなく聴覚からも情報を得られるのが、動画の強みです。

操作画面をそのまま見ることのできる動画であれば、その操作を真似るだけで同じようなプログラミングを組むことができますよね。

ただ、動画は止めないとどんどん進んでいきますし、何度も戻って確認しないといけないといったこともあるため、自分のぺースでじっくりと進めていきたい子は本のほうが向いているかもしれません。

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まとめ|子どもに合うのは本なのか動画なのか見極めながらサポートを

子どもによって、理解のしやすさは一人ひとり違います。

本でゆっくりと学んだほうが分かりやすい子もいれば、動画で実際の画面を観ながら学んだほうが理解しやすい子もいます

たとえプログラミング学習に対してあまり興味を持たなかったとしても、子どもに学ぶ機会を提供することが何より重要なポイントです。

ただし、YouTubeには良くも悪くもいろいろな動画で溢れていますよね。閲覧時には、保護者がフォローすることも必要です。

どんなことも最初の一歩が必要になります。ぜひ、この機会に子どもにプログラミングの世界を体験させてみてはいかがでしょうか。

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