サッカーの習い事はいつから始める?費用はどう?始めるなら親のサポートは不可欠!

サッカーはいつから始めるべきか 習い事

サッカーは男の子に人気の習い事です。

厚生労働省が発表した「第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)」(2019)によると、小学校3年生では、習い事をしている男の子のうち、21.1%がサッカーを習っています。

子どもの習い事はどれも、いつから始めるべきなのか、どのくらいお金が掛かるのかといったことが心配になりますよね。

今回はサッカーを習い始める時期や費用、メリット・デメリットについて紹介していきます。

サッカーの習い事はいつから?費用が掛かるって本当?

小学校から始める子もいれば、幼稚園から始める子もいるなど、サッカーを始める時期は家庭によってバラバラです。

幼稚園から始めたからといってJリーガーになれるわけでもないけれど、早く始めたほうが何となく良いような気もしますよね。

実際、いつから始めるのがいいのかな?

幼児期から始めるにしても、地元のサッカークラブに入るのか、幼稚園の課外活動を利用するのかでも、掛かる費用が違ってきます。

まずは、始めるのに適した年齢と、掛かる費用全般について確認していきましょう。

習い事でサッカーを始めるなら小学生のうちがベスト

スキャモン 発育曲線

スキャモンの発育曲線では、神経系の発達は、生まれたあとから著しく発育し、 6 歳頃までに90%に達すると言われています。
(図引用:四国大学 スポーツビジネス研究室)

その後、12歳にかけて神経系の発達は100%に近付いていくそうです。

このように、神経系が発達し、最も短期間で動きを習得できる時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、スポーツを始めるのに最適な時期とされます

ただ、神経系が発達途上の幼児期は、技術の習得には不向きです。

それよりも、幼児期のうちに遊びながらバランス感覚やリズム感、しなやかさなどを培っていくほうが、小学校以降で動きや技術を習得しやすくなります。

実際、筆者の息子は現在幼稚園でサッカーを習っていますが、ドリブルやパス、シュートなどの技術を習得するというよりは、サッカーを好きになる・コーチの指示を聞いて動けるということを目標に練習が組まれています。

もちろん、体力づくりやバランス感覚を養うために幼児期からサッカーを始めるのも、一つの考え方です。

ただ、サッカーのスキルを習得するという点においては、ある程度神経系が発達した小学生のほうがスムーズですし、幼児期のうちに神経系の発達をしっかり促しておいたほうが、逆に有利になります

神経発達の観点から考えるならば、小学校在学中に始めるのがベストなタイミングでしょう。

中学校から部活動で始める人もいるけれど、小学校高学年までに始めたほうが、スキルの飲み込みが早いってことだね!

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サッカー教室やスクールによって費用はピンキリだが習い事では高いほう

サッカーボールとスパイク

掛かる費用はサッカー教室やスクールによって異なりますが、水泳など他の習い事に比べると高いほうです。

まずは、ボールやスパイク、練習着・ユニフォームなどを揃えるのに費用がかかります。

強豪チームのジュニアでは、年60万円以上掛かるなんてケースも珍しくありません。

月謝に関しては、課外活動、少年団、サッカースクール(クラブ)の3種類について紹介していますので、参考にしてください。

保育園や幼稚園の課外活動

保育園や幼稚園の課外活動として、保育終了後にそのまま園でサッカーなどの習い事をできるところが増えてきています。

東京都の牛浜幼稚園のように、年中・年長児を対象に、日本サッカー協会公認指導者C級ライセンスと幼稚園教諭免許を持った指導員によるサッカー指導を受けられる園もあるくらいです。
(参考:学校法人髙橋文化学園 牛浜幼稚園)

ちなみに、牛浜幼稚園では、週1回1時間の練習で、月会費は5,730円です。この他に、入会金5,400円、年会費3,087円が掛かります。

【課外活動における費用の例】

項目 費用
月会費 5,730円
入会金 5,400円
年会費 3,087円

少年団

サッカー少年団の多くは、学校や地域単位で活動をします。

所定の講習を受けた指導員は各団に最低2人必要ですが、その他に指導するのは資格の有無に関係なく20歳以上であればOK。

そのため、所属する子どものお父さん達がボランティアでコーチとして関わっていることもあります。

土日の練習も多く、送迎や当番・役員などで親の出番が多くなりやすいですが、団によって熱意に差があるので、雰囲気が合うか事前によく確かめておくと安心ですね。

少年団の費用の目安は、月会費が2,000〜5,000円程度。そして入会金が1,000〜3,000円、年会費が1,000〜3,000円程度です。

この他にも、合宿費用遠征交通費が掛かる場合があります。

【少年団における費用の例】

項目 費用
月会費 2,000〜5,000円
入会金 1,000〜3,000円
年会費 1,000〜3,000円
合宿費用
遠征交通費
2万円~4万円/回

サッカースクールやサッカークラブ

質の高い指導を受けられるスクールや、豊富な試合で経験を積めるクラブチームも選択肢に挙げられます。

スクールやクラブによって掛かる費用は異なりますが、目安としては、月会費が5,000〜15,000円程度、入会金・年会費がそれぞれ10,000円前後です。

Jリーグで強豪のジュニアチームであれば、それに加えて合宿や遠征費で1回4~5万円(年4回ほど)、ユニフォーム代等で10万円ほどかかってきます。

少なくとも年間60万以上は掛かるため、ある程度お金が掛かることは覚悟しておきましょう。

【サッカースクールにおける費用の例】

項目 費用
月会費 5,000〜15,000円
入会金・年会費 10,000円前後
合宿や遠征費 1回4~5万円×年4回ほど
ユニフォーム代等 5万円~10万円

子どもがサッカーを習い事にするメリット

サッカーを習い事にするメリットを7つ挙げました。

  • 人との関わりを増やせる
  • 体力がつく
  • 瞬発力やバランス感覚も身に付く
  • 礼儀が身に付く
  • 協調性を育みやすい
  • 思考力や集中力を養える
  • 大人になっても趣味やサークルで続けやすい

一つずつ確認していきましょう。

人との関わりを増やせる

サッカーは1チーム11人で行うスポーツです。

サッカーを習い始めると、チームとして一緒に習う仲間やコーチ、さらに練習試合がある場合はその練習相手など、たくさんの人と関わる機会があります。

人との関わりを通してコミュニケーション能力を高められるのは、チームスポーツならでは。

勝利を目指して共に笑い、励まし合い、時には涙を流して成長した仲間と得た経験は、一生の財産になることでしょう。

サッカー仲間

体力がつく

サッカーの試合時間は基本的に前半45分、後半45分の計90分間です。
(怪我の対応などで生じた時間はアディショナルタイムとして追加)

子どものうちは、各年齢の体力に合わせて試合時間が設定されており、小学校低学年で前半15分、ハ後半15分の、計30分で設定されています。

低学年の選手でも、試合では約3kmほどを走ることになるそうです。

普段の練習から心肺機能を鍛えていくので、サッカーを続けているうちに自然と体力がついていきますね

瞬発力やバランス感覚も身に付く

サッカーではボールを巧みに操るため、瞬発力やバランス感覚も身に付きます。

ここでいう瞬発力は、単に「短距離を速く走れる」という身体的なことだけではありません。

「頭で考えたことを行動に移すまでの速さ」ということも含まれます。

また、体がぶつかり合うことも多いサッカーでは、バランス感覚や体幹の強さを自然と身に付けることも可能です。

礼儀が身に付く

サッカーでは、コーチや保護者、練習試合をする相手への挨拶など、礼儀についても厳しく指導されることが多いです。

挨拶がしっかりできる人は、周りからも信頼されますよね。

幼児期の頃は、親や園の先生以外の大人に厳しく注意されるような経験は少ないため、、貴重な経験になるはずです。

協調性を育みやすい

サッカーは団体スポーツなので、試合に勝つためにはチームワークの良さが求められます。

ゴールキーパーやディフェンダー、フォワードなど、それぞれのポジションごとに与えられた役割をこなしつつ、仲間や相手など周囲の様子を良く見て声を掛け合うことが大切です。

勝利という目標に向けてチームが一丸となることで、協調性を育むことにつながります。

思考力や集中力を養える

サッカーでは、身体を動かしながら、頭も働かせてプレーします。

味方が取りやすいパスはどんなパスか、どこに蹴ったらゴールが決まるか、味方が相手に囲まれている場合は自分がどう動いたら良いかなど、瞬時に判断して動かなければいけません。

また、試合の間はボールや仲間・相手の動きに注意を払う必要があるため、集中力もつきます。

思考力や集中力はスポーツだけでなく勉強にも必要な力になるので、これらの力が養えるサッカーは幼少期にぜひやっておきたいですね。

大人になっても趣味やサークルで続けやすい

サッカーは人気のスポーツで経験者も多いので、社会人やシニアのサークルも盛んです。

子どものうちにサッカーに親しんでおけば、大人になってからも、フットサルや社内の部活動でサッカーを続けることができます。

社会に出てからは、意識しないと運動する時間を確保することが難しいため、趣味でスポーツを楽しめるというのは健康のためにもとても良いでしょう。

サッカーを習い事にするデメリット

サッカーを習い事にするデメリットは、以下の通りです。

  • とにかく費用が高い
  • 遠征や合宿、試合で週末や連休が無くなることが多い
  • 怪我が多い
  • 砂や泥などの汚れで洗濯に一苦労

一つずつ確認していきましょう。

とにかく費用が高い

前半で触れたように、本格的にサッカーをやらせようとすると、それなりに費用が掛かります。

例えば水泳の初期費用は、水着や指定のカバンを買うための2,000〜5,000円程度です。

一方、サッカーでは、一式揃えるのに少なくても20,000円程度は必要です。

それに、幼児期の頃は長く続けるかどうかも分からず、たとえ一式揃えたとしても無駄になってしまうこともあります。

途中でやめてしまうかもしれないリスクを考えると、初期費用が高いのはデメリットですね。

遠征や合宿、試合で週末や連休が無くなることが多い

小学生以上でのサッカーの場合、遠征や合宿、試合などは土日や連休に組まれることがほとんど。

サッカーを習い事にする限り、完全に予定のない週末というのは基本的にはなくなると思った方がいいかもしれません。

週末は家でゆっくりしたいというタイプの子は、続けられなくなる可能性が高いです。

サッカーを始める前に、本人のやる気や家族の過ごし方なども含めて考えておきたいですね。

怪我が多い

サッカーは怪我が多い

サッカーは球技種目の格闘技と言われるくらい、試合中に身体同士がぶつかり合うことが多いです。

そのため捻挫や打撲、骨折、靭帯損傷などが起こりやすいと言えます。

また、練習に励むあまり身体に負担がかかり、筋肉や骨にスポーツ障害が出てしまうことも…。

サッカー選手では腰椎椎間板ヘルニアや踵骨骨端症など、特に腰や膝、足首、かかとなどの下半身に障害が出ることが多いです。

スポーツ障害は発症してしまうと、完治させることが難しい傾向にあります。

ストレッチをしたり、しっかり休息を取るなど、身体のメンテナンスも大切にしてください。

砂や泥などの汚れで洗濯に一苦労

サッカーは屋外で行うスポーツです。

人工芝のコートもありますが、少年団などでは学校の校庭を利用していることも多く、とにかく汚れます

天気が悪い中試合をすることもあり、特に雨でコートがぬかるんでいた場合は泥だらけです。

洗濯機で洗っただけでは落ちないので、その都度手洗いをする覚悟はしておきましょう。
(子どもがある程度大きくなれば、自分で洗ってもらうのもいいですね)

一流を目指すには相当な練習とサポートが必要

ロサッカー選手などの一流を目指すには、本人の相当な努力と、周囲のサポートが必要不可欠です。

日本でプロサッカー選手を目指す選手の多くは、Jリーグの下部組織(ユース)に所属したり、スカウトされて強豪校に入ったりして、日々練習を重ねています。

ただ、そもそもこういったチームに所属するには、非常に狭き門を突破しなければなりません。

子ども本人の体力や技術はもちろん、親が献身的に環境を整えてチャンスを作ってあげないと、プロへの道を開くのは難しいです。

女の子でもサッカーを習い事に選ぶ子が増えている

2011年になでしこジャパン(女子サッカー日本代表)がワールドカップを制したこともあり、近年女子サッカーの人気も高まってきています。

実際、日本サッカー協会(JFA)に登録されている女子サッカー選手は28,000人以上もいて、年々増加傾向にあります。

「女の子なのに泥だらけでやるのは可哀想」といった意見の人もいますが、子どもをのびのびと育てるなら、親が子に対してジェンダーを押し付けないようにしたいものです。

女の子でもサッカーに興味を持っていて、本人に意欲があるのなら、やらせてみてもいいのではないでしょうか。

それに、幼児期や小学校低学年のうちは男女の体格差が大きくないため、男女合同のチームでも練習しやすく、地元のチームやクラブにも加入しやすいです。

まとめ|サッカーを習い始めるなら幼児期から小学校のうちに!

習い事でサッカーを始めるタイミングや費用、メリットやデメリットについて紹介してきました。

サッカーを習い事にする時のポイントを整理すると、次の通りです。

  • 幼児期から慌てて始めなくてもいい
  • サッカーの動きやスキルが上達しやすいのは小学校高学年
  • 園の課外活動だと年15万円ほど、強豪クラブに加入すると年60万円以上は掛かる
  • 体力や集中力だけでなく、協調性や礼儀を身に付けられる
  • 土日や祝日は練習や合宿になりやすい、家族のサポートが不可欠
  • 一流を目指すのは狭き門を突破しないといけない

Jリーガーで活躍する若手選手は、子どものうちからサッカーの練習漬けで、中には家庭から離れてユースの寮で過ごしていたなんて子もいます。

一流選手を目指すなら相当な覚悟が必要ですが、それよりもまずはサッカーを通してどんなふうになりたいか子ども自身が目標をもてるようにサポートするところから始めましょう。

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