日本のプログラミング教育は遅れている?世界のプログラミング教育事情や動向を詳しく紹介

世界のプログラミング教育事情と動向 プログラミング

日本では、2020年にようやく小学校でプログラミング教育が始まりました。

これからの子ども達は、学校でプログラミングやコンピュータサイエンスに触れることになります。

ただ、プログラミング教育の面において日本はかなり遅れていることをご存知でしょうか。

世界の国々はプログラミング教育を早くから重視し、既にカリキュラムとして導入しているところも多いです。

そこで今回は、日本のプログラミング教育について簡単に紹介したのち、世界のプログラミング教育事情について見ていきます。

グローバル化が進む世界で必要とされる「論理的思考力」「プログラミング的思考」を養うためにできることを、考えていきましょう。

日本は2020年度にプログラミング教育が小学校で必修化

学習指導要領の改訂を受け、2020年度よりプログラミング教育が小学校で必修化されました。

まずはその経緯と、世界と比べた日本の現状について確認していきます。

新学習指導要領により小学校は2020年度から、中学校は2021年度から開始

そもそも最初にプログラミングに関する内容が盛り込まれたのは、2012年の新学習指導要領です。

技術・家庭の分野において「プログラムによる計測・制御」について、「情報処理の手順を考え、簡単なプログラムが作成できること」ことが記載されました。

参考:文部科学省 中学校学習指導要領 技術・家庭 第2章

しかし、実際に生徒が簡単なプログラミングを作成できるかといったことは教員の授業や腕によりけりで、うまく指導されていないことのほうが多かったようです。

そこで政府は、2013年の産業競争力会議にてまとめた成長戦略で、「義務教育の段階からコンピュータ教育を推進する」ために「IT人材の育成・確保」を提案します。

その後2014年から3年かけて審議、論議、答申、改訂が行われ、2018年から新学習指導要領への移行に向けて先行実施が開始され、2020年に小学校で、2021年に中学校でプログラミング教育が必修化されるという流れになりました。

世界と比べると日本はプログラミング教育の取り組みが遅れている

2018年に経済産業省から発表された「平成29年度商取引適正化・製品安全に係る事業」の資料では、日本のプログラミング教育が遅れていることについて、早急な整備と推進が必要だと説明されています。

例えば、アメリカや中国におけるプログラミング教育必修化は2015年、イギリスでは2014年と日本に比べてかなり早い取り組みです。

他の国も、ITの有能な人材を求めてプログラミング教育を進めており、初等教育から積極的に独立科目として導入していたり、学習のためのパソコン環境が整えられていることが多いです。

各国のプログラミング教育事情や動向について、詳しくは後半で紹介しています。

先進国の中でICT環境の整備率や活用率はかなり悪い

ICT環境とはコンピュータを使うことができる環境のことです。

当然、プログラミング教育導入となれば、パソコンを活用する場面も増えてきますが、日本は世界に比べてICT環境の整備がかなり遅れています。

文部科学省の資料「学校のICT環境整備の現状」によると、2018年3月の時点で学校でのコンピュータ利用は、「1台につき5.6人で使用している」でした。

つまりこれは、1台のコンピュータを6人で使っているということです。

都道府県別 教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数

(引用:文部科学省「学校のICT環境整備の現状」p2)

特に埼玉県や千葉県、神奈川県、愛知県、福岡県では1台あたり7人など整備率の悪さがうかがえますね。

また、「諸外国のICT活用状況比較(引用先:PISA2015年「ICT活用調査」)」を見ると、月に1~2回以上学校でコンピュータを使う割合は、タイの子どもが70%なのに対し、日本の子どもは10%以下。

ここから読み取れるのは、日本の子どもたちは、学校でコンピュータを活用する割合が世界各国に比べて圧倒的に低いことです。

これでは、プログラミング教育どころではありません。

こういったことを踏まえた結果、政府は「学校におけるICT環境整備について」を取りまとめ、2018年度から2022年度にかけて1,805億円の地方財政措置が講じられることになっています。

現在は次のような目標の達成に向け、整備が進められているところです。

  • 学習者用コンピュータを3クラスに1クラス分整備
  • 普通教室における無線LANの100%整備
  • 超高速インターネットの100%整備
  • 教師のICT活用指導力の改善

GIGAスクール構想」(※)の実現に向けてよりICT環境整備を進めることが2020年6月に発表されているものの、実際に全国の公教育で環境が整備されるには時間が掛かりそうです。

※「1人1台の端末から個人の教育データを収集し、分析、最適な結果を1人1人にフィードバックする個別最適化された学び」のこと。(文部科学省「GIGAスクール構想の実現」より)

世界のプログラミング教育事情

先ほど、日本は世界に比べてプログラミング教育が出遅れていると説明しました。

実際、2020年度からようやく必修化となった日本ですが、諸外国のようにはっきりとしたカリキュラムの提示はなく、具体的に授業内容が決められてるわけではありません

求められているのは「教科、学年、単元でプログラミングを取り入れる」「学校で工夫して積極的にプログラミングを取り入れる」ことくらいです。

一方で、世界ではがっつりとコンピュータ言語を身に付けるカリキュラムがあるなど、日本に比べて力を入れている国も多いです。

実際にどのようなプログラミング教育が行われているのか、いつ頃から行われているのかといったことも気になりますね。

そこで、文部科学省が平成26年度行った「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」の報告書をもとに、世界のプログラミング教育事情について紹介していきます。

イギリス(イングランド)

イギリスでは、1995年から小学校・中高校においてInformation Technology(情報技術)が必修となり、1999年には、ICT-Information and Communications Technology(情報通信技術)が導入されています。

しかし「生徒がプログラミングを習得できていないのでは?」との声が上がり、2014年から独立教科「Computing(コンピューティング)」が始まりました。

「Computing(コンピューティング)」には、次の3つの分野があります。

  • Computer Science…主にプログラミング
  • Information Technology…インターネット、アプリケーションの操作スキル等
  • Digital Literacy…情報活用法

また、イギリスの義務教育は、Stage1-4の4段階に分かれており、プログラミングも各ステージで学習内容が定められています。

ステージ 年齢 内容
Stage1 5-7歳
(週1時間)
簡単なプログラムの理解
プログラムの修正
Stage2 8-11歳
(週1時間)
プログラムの作成とデバッグ
Stage3 12-14歳
(週1時間)
プログラミング言語
データ構造
Stage 4 15-16歳
(週2時間)
問題解決スキル
分析スキル

教員のトレーニング不足や地域差などの問題点はあるものの、早期にプログラミング学習を導入した効果は、既に子どもの問題解決能力や協調性、計算などの分野において認められているようです。

エストニア

エストニアに技術先進国のイメージがない方も多いと思います。私もそうでしたが、実は、IT大国。ビデオ通話で有名なスカイプ(Skype)の誕生もエストニアです。

プログラミング教育は必修ではなく、どのように取り入れるかは学校次第となっていますが、全ての公立学校でプログラミングの授業はを選択できるようになっています。

プログラミングを通し、批判的思考や問題解決能力、想像力、協調性を育成することを目的として掲げられており、授業は子ども達がプログラミングに興味が持てるような構成です。

そして中高校では、Scratch(スクラッチ)、Python(パイソン)、Java(ジャバ)などの言語を学ぶプログラミング授業が行われています。

ドイツ

ドイツ連邦州16州の中で、小学校からプログラミング教育を導入しているのは3州、バイエルン州(2004年ドイツで最初に義務化)、ニーダーザクセン、メクレンブルク=フォアポンメルン州のみ。

それらの3州で行われているプログラミング教育は、「Informatik」と呼ばれる独立教科です。

現状では、メディアトレーニングの指導にとどまっており、子どもたちの将来のためにも、もっとコンピュータサイエンスの指導を行うべきだとの見解は政府の中で一致しています。

ドイツのプログラミング教育では主に問題解決スキルが重視されており、コンピュータを使いながらシステムの可能性や限界、メリットやリスクを学ぶことが求められています。

フィンランド

フィンランドでは、2016年からプログラミングを義務教育に導入しています。

プログラミング教育導入の理由は次の通りです。

いまやテクノロジーと生活は切っても切れ離せず、コンピュータサイエンスに関する知識は世界を正しく知るために必要不可欠。特殊な技能ではなく、市民として一般的な知識になっていくはず。プログラマー育成に力を入れる、というより、すべての人に機会を与えるのが目的。

引用:「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」p67

最後の一文にある通り、フィンランドではプログラマーの育成というよりも、全ての人にコンピュータサイエンスに関する知識を学べる機会を与えることがプログラミング教育の目的とされています。

日本もフィンランドの考え方を真似たのか、プログラミング教育を通して情報通信スキルや知識をもった子どもたちを育成することを目的にしていますね。

イタリア

イタリアでは、2004年から小・中高校でコンピュータサイエンスの授業が始まり、小学校からコーディング(コンピュータ言語でコードを入力すること)を学ぶ「Programma Il Futuro」と呼ばれるプロジェクトが開始されました

ただ、このプロジェクトをどのように授業に織り込むかは、学校に任せられており、独立教科として導入されていたり、数学の授業の一環として導入されていたりします。

必修かそうでないか、授業時間数にもばらつきがあるのが現状です。

こういったことから分かる通り、イタリアでのプログラミング教育の目的は、プログラマーの育成ではないことがはっきりと公言されています。

主に、コンピュータが様々な問題を解決するように自身も問題を解決するように努力する、何が問題なのか考え論理的に解決しようとする力を養うのが目的としています。

スウェーデン

スウェーデン政府は、1980年代に早くから学校にコンピュータを、同時に国家予算も導入しています。

ITCリテラシーは読み、書き、計算に次ぐ、4番目の基本スキルである」と位置付けていることからも、重要視していることが読み取れますね。

2011年10月には、「みんなのためのICT」を方針として打ち出し、すべての子ども達がコンピュータの知識を得られる権利を大切にしており、国を挙げて取り組んでいます。

小学校のうちはコンピュータに触れることがメインで、7~8年生からはプレゼンテーション、アニメーション、ゲームなどを作成しながら、プログラミングを学べるカリキュラムです。

米国(カリフォルニア州)

アメリカ、カリフォルニア州シリコンバレーと言えば、世界の情報通信産業の中心地。

マイクロソフトやアップル、フェイスブック、アマゾンが誕生した土地です。

しかしながら、カリフォルニア州は「全米平均と比べてコンピュータサイエンスを専攻する大学生が少ない」というデータから、2014年にプログラミング教育の義務化の議論が開始されました。

財政難により、積極的にプログラミング教育を導入する余裕が無いため、必修化はせず、カリキュラムに記載されているわけでもありません。

プログラミングの授業を行うとしても、学校の裁量で決まることもあれば、裕福な子ども達が通う学校では、親が経済的な負担をし、教育が開始された例もあります。

上記のような状況のため、カリフォルニア州では財政難を改善させることが現状の優先課題とされているようです。

カナダ(オンタリオ州)

カナダでは「The Ontario Curriculum」 の中で1、0~12年生の選択科目として「Computer Studies」が行われています。

プログラミング教育の導入理由は次の通りです。

コンピュータ学習は、幅広く応用が利く問題可決の力、例えばロジカルシンキング、クリエイティブデザイン、演繹的推理及び評価などの技能とテクニックを含んでおり、すべての生徒に関係する

引用:「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」p117

こちらも、プログラマー育成というよりも、プログラミング教育を通して様々なスキルや思考力を身に付けることを目的としています

それでも、小学校性は放課後や学校休暇中にワークショップ、キャンプなどを実施してScratchなどのプログラミングに触れる機会があるなど、子どものうちから積極的に学べるような環境が整えられているようです。

シンガポール

シンガポールは、90年代から教育分野にITインフラを導入、2000年代初等には、ICTをカリキュラムに取り入れています。

現在、初等教育ではプログラミングはカリキュラムに含まれていません。

しかし学校では、生徒達がプログラミングに触れる機会を提供するために、応用クラスや副カリキュラム、クラブなどを行っています

プログラミングの授業は「Applied Learning」と呼ばれており、独立教科です。

週1回1時間行われており、内容は、プロジェクトワーク、汎用的学習、情報モラル、ICTスキルなど多岐にわたります。

中等教育では、普通校技術系コースの必修教科「Computer Applications」が提供され、文書処理、表計算、簡単なプログラミングの指導を受けることが可能です。

シンガポール政府は、現代のグローバル化に敏感で、コンピュータスキルを「21世紀に必要な能力」の一つとして挙げています。(加えてコミュニケーションと協力がその他のスキル)

台湾

台湾では、2011年から小学校、中学校、高校で学習領域「自然と生活の科学技術」の中に「情報」という独立科目が存在します。

しかし、必修ではなく、すべてが各学校の裁量次第です。

「生徒が情報モラル、情報セキュリティや情報に関する法律を分かるように教えること」を目的として、情報モラル教育に重点が置かれています。

インド

インド式計算など、数字に強いイメージを持っている人も多いインド。ここでは、小学3年生からプログラミング教育が行われています。

2005年の改定教育プログラム際に、「Computer Science」が数学に加わり、プログラミングを学びながら、課題解決、思考開発などを行い、そのスキルを身に着ける授業が行われているのです。(下図)

段階 学習内容
小学 3~5年生 Windows操作
図形描画
5年生~ リズム、フローチャート
6~9年生 スキルアップ
6年生~ プログラミング言語
中学・高校 10年生 HTML
XML
11年生 C言語
オブジェクト指向

数学の3割がこのコンピュータサイエンスの時間に当てられています。

オーストラリア

オーストラリアは2016年にテクノロジー教科のカリキュラム改訂が行われ、コンピュータ学習が必修化されました。

以前はコンピュータの使い方を重点的に指導されていましたが、プログラミングや論理的思考力、問題解決スキルを習得することを目的に授業が行われるようになりました

プログラミング教育の流れは次の通りです。

年齢 年齢 内容
幼稚園 デジタルテクノロジーに触れる
小学校 1~2年生 簡単なデジタルシステムを学ぶ
オンライン環境で情報の共有作業
3~6年生 ビジュアル言語のプログラミング
中学校 7~8年生 テキストベースの言語をプログラミング

このようにプログラミング教育を受けたのち、高校以上になると選択授業でさらに勉強したい生徒のみが選択して学習できるようになっています。

小さいうちからコンピュータに触れる機会があり、その使い方に慣れるだけでなく、徐々に難しく複雑なプログラミング言語を活用できるようになっていくシステムづくりが進んでいますね。

ニュージーランド

ニュージーランドでは、11-13年生(高校生)においてDigital Technology(デジタル・テクノロジー)が順次始まっています。

これには、プログラミングやコンピュータサイエンスが含まれていますが、必修というわけではなく、初等教育で行うことはありません。

内容は、アルゴリズムの理解、Human Computer Interaction、符号化、暗号化、データ表現、形式言語、人工知能といったものです。

南アフリカ

南アフリカでITの科目が義務教育後の教育課程に(16~18歳)定められたのは2012年です。

いくつかの選択科目があるなかで、プログラミングはSolution Developmentに含まれています。言語には規定はないものの、DelphiやJavaが教えられています。

学校だけでは不安…プログラミング教室は通わせたほうがいい?

このように各国では様々なプログラミング教育が行われています。

プログラマーやプログラミングスキルの習得を目標にしている国もあれば、日本のようにプログラミング教育を通して論理的思考力を身に付けるといった国もあるなど、対応はバラバラです

学校で必修化になったとは言え、日本のプログラミング教育がエンジニア育成を目的にしているわけではない以上、学校に通わせているだけでプログラミングのあれこれが身に付くわけではありません。

しかし、全くプログラミングの言語などに触れないかというと、そういうわけでもなく、授業では必要に応じてスキルを身に付けていく場面も出てきます。

そんな子どもを見ていると、学校だけではプログラミングの力がつかないように思えて不安な一方で、プログラミング教室などに通わせたほうが将来のためになるのではと悩まされますよね。

日本のプログラミング教育が目指すところはどこなのか、そしてプログラミング教室などを利用する必要性はあるのかについて考えていきましょう。

「学校のプログラミング教育=エンジニアの育成が目的」ではない

プログラミング教育が必修化となり、将来的にコンピュータ言語を理解する子どもが増える、システムエンジニアになる道を選ぶ人が増えるかもしれません。

IT業界の深刻な人手不足にも、一役買ってくれる可能性が期待されています。

しかし、これはあくまで結果論であり、プログラミング教育の目的は技術者の育成ではありません

文部科学省は、プログラミング教育のねらいを、下記のように定めています。

1)プログラミング思考を育むこと

2)プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気づくことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度をはぐくむこと

3) 各教科の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものにすること

引用:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引き(第3版)

つまり簡単にまとめると、日本におけるプログラミング教育の目的は次の通り。

  • 論理的思考や問題解決能力を身に着ける
  • コンピュータへの理解を深め、上手に活用できるようになる
  • 他の教科内容への理解を深める手段として使う

例えば、数学だとプログラミングを使って図形を描いたり、総合学習の時間でプログラミングの活用方法について学んだりといった感じです。

必修ではあるけれど、教科ではありませんし、教科書もありません

教科や特別活動を通して学ぶといっても、本当に子どもが授業についていけるのか、プログラミング教育の成果が子どもに身に付くかは、ちょっと不安な部分がありますね。

プログラミング教室は何を目的に通わせるかをはっきりさせることが大切

最近ではプログラミング教室を習う子どもが増えているようですが、その習い事は本当に必要なのでしょうか。

授業内容に対する理解を深めるくらいなら、プログラミング教室に通わなくても学校だけである程度のプログラミング的思考を学ぶことはできるでしょう。

ただ、プログラミング的な考え方をどこまで授業に組み込めるかは学校によって異なります。

それに、独立した教科ではない以上、海外のようにコンピュータ言語などを身に付けてほしいのであれば、プログラミング教室を利用したほうが良いかもしれません。

なお、プログラミング教室の種類は様々な教室があるため、しっかり教室の目的と子どものタイプを理解して選ぶことが大切です。

大雑把に分けると、プログラミング教室には次のような種類があります。

コース 内容
入門 パソコンを使ったことがない初心者向け
・タイピング
・インターネットの使い方
・ビジュアルプログラミング「Scratch」など
ロボット ロボットやブロック、プラモデル、工作が好きな子ども向け
・集中力
・ロボットの仕組みなど
クリエイティブ パソコン操作がある程度できる子ども向け
・本格的なプログラミング
・動画作成など

プログラミング教室を選ぶときは、授業の内容が子どもの興味に合っているところを選ぶようにしましょう。その際は、次のような質問が有効です。

  • ロボットは好き?
  • ゲームや動画は好き?
  • タイピングと工作どっちが好き?

こういった質問をすることで、見学を体験入学をする教室はある程度絞ることができます。

プログラミング教室は、エンジニアなどの仕事に関わりたいのであれば積極的に利用したいものですが、子どもにその気がなければ、無理に利用する必要はありません。

プログラミング教室に通わせること自体が目的にならないように、子どもの反応も踏まえながら、習い事として通わせるべきかは考えるようにしましょう。

プログラミング教育とプログラミング教室では学べることが違う

日本のプログラミング教育の内容や、世界のプログラミング教育事情について見てきました。

日本のプログラミング教育の目的は、エンジニアの育成ではなく、あくまでもプログラミング的思考を育むことにあります。

つまり、物事を順序立てて考えたり、論理的に考える力を養うことが目的です。

一部の諸外国のように言語をがっつりと身に付けるようなものでははないため、学校でプログラミング教育を受けている世代だからといっても、誰もがエンジニアになれるようなものではありません

子どもの頃から学校とは別にプログラミング教室に通ったほうが、パソコンの使い方やタイピング、言語の基礎などを身に付けやすいのは間違いないでしょう。

ただ、プログラミング教室にはいくつも種類があり、何を学ぶのかといった目的がはっきりしていないと「プログラミング教室に通っている」ということが目的になってしまうことがあります。

思考力や論理的思考を育むのが目的なら、プログラミング教室に通わず家庭でできることもあるはずです。

子どもがどんなことに興味があり、どんなスキルや考え方を身に付けてほしいのか。

子どもと話をしたり、様子を観察しながら本当に必要なことを選んでいくようにしましょう。

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